職場によって変わる介護職のやりがい

近年高齢者に対する介護が変わってきました。
一昔前であれば大家族が多く、高齢者介護を子供と孫が分担して行う例が多かったです。
しかし、近年では核家族が増加し、子供と両親が別々に暮らし、要介護状態となった妻を高齢者の夫が介護をするというような例が増えてきました。
そのような状況の中で介護の専門職の需要が高まっています。
では、介護で働く人はどのようなことについてやりがいを感じるのでしょうか。
介護職には大きく分けて2つの職場があります。
それは入居型の施設と利用者の自宅です。

入居型の施設では利用者がその施設を家として利用するため、介護の仕事は食事やお風呂等の補助にとどまらず、利用者が楽しく生活をする事ができるようにサービスを提供することが求められます。
例えば、カラオケ大会などのレクレーションや夏祭りなどが催されます。
このような日常的な補助のみならず様々なイベントを企画して、実現することができ、利用者に喜んでもらうことができます。
自分がしたことを喜んでもらえると誰しも嬉しいものです。
これが介護職のやりがいにつながっている人も多いようです

また、利用者の自宅での介護サービスを行う場合には、これとは異なるやりがいがあります。
訪問介護を利用する人の半分は1人暮らしや高齢者の配偶者と共に生活をしている人です。
日常生活のちょっとしたことについても不安や負担を感じている人が多いです。
そのため訪問介護に行くと、ほんの些細なことであっても利用者から心からの感謝を頂くことができます。
このような感謝は仕事をする上で励みとなり、モチベーションを高めることができるでしょう。